自分は、歌舞伎歴2年にも満たないので、何十年も歌舞伎座を観続け、愛し続けた人たちの足元にも及ばない経験しかありません。それでも、なんでここまでハマるようになったのか。正直、自分でもその理由がよく分かりません。贔屓の役者はいますが、そんなにハマり込むほどでもないし、能や狂言のような古典や舞踊などに興味があったわけでもないし。もともと演劇が好きだったということはありますが、それだけが理由ではないと思います。いま、なんとなく思うのは、歌舞伎が思ったほど敷居の高いものでもなく、庶民的で、小難しいものでもなく、古臭いものでもなく、そしてなんとも言えない高揚感を味わえて、自分にとってはとっても新鮮だったということ。そして、歌舞伎座のあの佇まいが、それが大きく影響していたようにも思います。
新しい歌舞伎座は、現・歌舞伎座の外観イメージをそのまま残すということですが、中は当然、現代のキレイな劇場になることでしょう。それはそれでいいことですが、あの“歌舞伎座に来てるんだ”というワクワクした思いを感じさせてくれるものにして欲しいと思います。
ここ数ヶ月で撮りためた歌舞伎座の写真を少しだけ。
千穐楽の歌舞伎座
舞台下手から。舞台の傷に年月を感じます。
2階ロビー
歌舞伎座内のお稲荷さん
オリエンタル坊や
オリエンタルカレー
建築計画のお知らせ
取り壊しのお知らせ
歌舞伎座最後の一日
0 件のコメント:
コメントを投稿